。・*・。。*・Cherry Blossom・*・。。*・。
ギャ~~~!!!!
「メガネ!!てめっ!千里をお前と一緒にすんな!!お前のイケナイ世界に引きずり込むんじゃねぇ!!」
「え~…違うのぉ?」
とメガネは不服顔だ。
「ち・が・う!!!!」
あたしはメガネに顔をくっつけて、思い切りガンを飛ばしてやった。
くっそー!!
メガネめっ!!
ことごとくあたしの作戦をかわしやがって!!!
ってか、かわしてるのか天然なのか―――全っ然わかんねぇ。
結局千里はメガネの体を確認できなかった。
……と言うわけで作戦其の参―――
敢え無く失敗―――
作戦其の四……
周辺の聞き込み!
あたしは家に帰ると、近くで龍崎一家が貸し金業を営んでいるビルへ足を向けた。
蠍座キョウスケはいつもそこの電話番をしている。
もちろん、あの迫力のない……ってか、何考えてるか全く読めないキョウスケに借金の取立てを命じている筈もなく…
ガチャっ
事務所の扉を開けると、
「おい!姉ちゃん!!貸した金は50万だったよなぁ!!30しかねぇってどういうことでぇ!??」
といきなりタクの怒号が聞こえた。