。・*・。。*・Cherry Blossom・*・。。*・。
「ホワイトタイガーの紋……」
白虎―――
「今日辺り、緊急の幹部会が開かれるンじゃ……」
幹部会……
叔父貴……
忙しくなりそうだな。
険しい顔をしてそんなことを思っていると、
「おはよぅございますぅ」
とメガネのんびりした声が聞こえた。
一同が同じタイミングで振り返ったから、さすがのメガネもびっくりしたように目をぱちぱちさせていた。
起き抜けなのか、白地に青のストライプが入ったパジャマ姿だった。
柔らかそうな髪がぴょんと跳ねて寝癖がついているのが、妙に平和に見える。
「ど、どうしたんですか?みなさん、怖い顔して…」
「何でもねぇよ」
「?」
メガネは不思議そうに小首を傾げてる。
ま。こいつには関係ねーか。