。・*・。。*・Cherry Blossom・*・。。*・。

あ~…なんか前言ってたなぁ。


「いいよ。暇だし」


「ホント!?ヤッタぜ」


千里がガッツポーズ。こいつ何でこんなに嬉しそうなんだ??


よっぽどパフェが食いたかったのか?


「あ☆パフェのただ券はっけ~ん!あたしも行くぅ」


リコがただ券をひょいと千里から奪った。


ただ券は幸いにして4枚ある。


「そうだ♪ちょうどいいじゃん。三人で行こっ」


あたしはにこにこ顔でリコと千里を見た。


「え゛?でもさぁリコ用事あったとか言ってたじゃん」


と千里が苦い顔でリコを見る。


「用事ぃ?ないよ、そんなもん」


「バカ!気ぃ利かせろよ!!」


「気……って。あぁ……そゆうこと♪」


リコがにんまりと不気味な笑顔を浮かべた。


「じゃぁさぁ~ダブルデートだったらいいでしょぉ」


ダブルデート??何言ってんのリコ。


「ね、龍崎クン♪」


そう言ってリコは前の席で帰り支度をしているメガネの肩をポンと叩いた。


ちょ、ちょっとどういう意味!?



「へ?」


急に話を振られてメガネはきょとんとしている。



「龍崎くん今日暇?良かったらあたしと朔羅と千里と四人でパフェ食べに行かない?」







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