。・*・。。*・Cherry Blossom・*・。。*・。
「パフェ?四人で??」
メガネは目をぱちぱちとまばたかせると、あたしたちを順に見た。
って言うかメガネ!行きたいとか言うんじゃないぞ。
お前が来たら超微妙なメンバーになるじゃねぇか。
「でも急に誘ったら悪いよ~、ほら龍崎くんだって用事あるかもしれないし?」
言ってて気持ち悪くなった。
何が“龍崎くん”だ。
おい、お前も「行く」とか言うんじゃねぇぞ。
あたしはメガネにそれとな~く目配せした。
だけどメガネは
「行きたい♪」とあたしの希望を見事に裏切ってくれたわけだ。
「り、龍崎くん今日用事あるとか言ってたじゃん!」
「それならそっち優先しろよ。リコも残念だったな」
と千里が助け舟。
何かこいつは違う意味で必死そうだけど…
ま、いっか。
「用事なんてないよ。龍崎さんの勘違いじゃない?」
メガネはにっこり。って言うか気のせい?
なんかこいつ笑顔引きつってないか?
「僕も行・く♪」
そう言ったメガネの言葉に只ならぬ迫力を感じてあたしは思わず身を引いた。