。・*・。。*・Cherry Blossom・*・。。*・。
キョウスケの参戦により、それからはそれほど時間がかからずにかかってくる奴らを仕留めることが出来た。
残り5人程になって、ようやく状況が把握できたのか、生き残った奴らが
「ひ、ひぃー」とみっともねぇ叫び声を上げて散り散りに去っていく。
屍累々とはこのことを言うのだろうか。
地面にはあたしたち三人にのされた男どもがそれぞれにくたばっている。
「ちっ。口ほどでもねぇ奴らやな」
戒が近くに転がった男の腹をつま先でつついた。
「おい」
あたしは戒の肩に手を乗せた。
「説明してもらおうか」
そう言って戒を睨む。
戒はちょっと面倒くさそうにため息を吐くと、キョウスケを見た。
そうだ……こいつも居たんだ。
一体こいつら何もんだよ!
そのとき…
「「さ、朔羅!!」」
リコと千里の声がして、あたしは振り返った。