。・*・。。*・Cherry Blossom・*・。。*・。
あたしの上には戒が覆いかぶさるように居る。
こ!この状況!!
あたしっ!戒に押し倒されてる!!
「な!何すんだよ!!」あたしは怒鳴った。
「え?何って、弱ってるところを付け込んで、強引に押し倒して見ようかな~って思って♪」
戒はメガネの笑顔を浮かべてにっこり笑った。
「ギャ~~!!てめ!何考えてるんだよ!!」
あたしは戒の下で喚いた。
「何ってナニ?」
戒が意地悪くちょっと笑う。
「てめぇ!ふっざけんな!!ここはカラオケボックスだろが!」
「カラオケじゃなかったらいいの?」
ってそう言う問題じゃな~~~い!!!
「て、てめぇは男が好きなんじゃないのかよ!!」
あたしの精一杯の反抗に、戒は「はぁ!?」と表情を歪めた。
「俺がいつ男好きって言ったよ。気持ちわりぃな」
「だって!!女に興味がないって言った!!」
あたしは胸の前で手を合わせると、痛いぐらいに握った。
「ああ…あれは、朔羅以外の女にはって言う意味♪」
「へ……?」
そんな間抜けな声を上げて戒を見上げると、奴はにやりと不敵な笑みを浮かべていた。
ギャ~~~!!
犯される!!!