。・*・。。*・Cherry Blossom・*・。。*・。
「その後学校で会って、お前びっくりした顔してたよな」
と最後の方は笑い声で震えていた。
マジで殺す!!
あたしはテーブルの上でぎゅっと拳を握った。
だけど戒の琥珀色をした瞳がふっと和らいだ。
優しいまなざし。
メガネのそれであって、決してそうじゃない。
これは龍崎 戒のまなざしだ。
ドキリ―――とまたも心臓が揺れる。
あたしは心臓の辺りをキュッと握った。
「お前は俺の想像した女やなかった。おもろくて、強くてたくましくて―――ごっつ一途で、友達想いで、それと同じぐらい優しい……」
―――優しい?あたしが……?
どこをどうとって優しいのかさっぱり分からん。
むしろこいつには暴君だった気が……
いかん!!考えるとこいつにしてきためくるめく様々な仕打ちの数々が明るみに!!
「最初は顔やったけど、いつの間にか俺はお前に惹かれていったんや。
昨日より今日。今日より明日。
俺はどんどんお前を好きになる。
真剣に好きなんや」