。・*・。。*・Cherry Blossom・*・。。*・。

「あ、朔羅さん」


ちょっと驚いたように目をぱちぱちさせている。


「お前、今日昼はどうすんだ?」


「どうって……決めてないけど。学食があるよね?ここ」


のんびり言うメガネの前にあたしは弁当箱の一つをずいと突き出した。


「え?」


メガネが目をぱちくりさせる。


「…弁当。一人分増えても作るのには変わんねぇから」


メガネは弁当の包みを受け取ると、再び目をしばたいた。


「え?もしかして…朔羅さんが、作ったの?」


「何だよ。文句あっか?」


「ううん」


メガネは慌てて首を振った。


「毎日、作ってるの?」


「そうだよ。野郎どもに任せると肉ばっかなんだよ。栄養偏るだろ?」


「…意外だ…」


「あ?似合わねぇって言ってんのか?」


シバクぞ、こらぁ!


と言おうと思ったら、メガネの顔からにっこりと笑顔がこぼれた。







う゛!!!



何だよ、その眩しい笑顔は!!?





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