。・*・。。*・Cherry Blossom・*・。。*・。
あたしの緊張を他所に戒は呑気にアイスティをすすっている。
あたしも緊張しすぎて喉がカラカラ。
一口飲んだけど……
苦っ!
こいつ、こんなんよくガムシロもミルクもなしで飲めるな…
でも喉が渇いてるからとにかく今は水分が欲しい。
あたしはガムシロとミルクをたっぷり入れた。
幸いにもガムシロもミルクもぴったりと口が閉じていて細工した形跡がない。
これなら安全だ。
よっぽど喉が渇いてたのか、あたしは一気にコーヒーを飲んだ。
「さっすが平日の昼間。ろくなテレビやってねぇな」
隣でチャンネルを回していた戒は飽きたのか、タバコを取り出して一本くわえた。
出し抜けにあたしの方を見てきて、あたしはかっこ悪いほどビクっとした。
「あ!カラオケあるよ!!カラオケでもする!?ゲームもある!どっちがいい!?」
内心のビクつきを隠すためにあたしは妙にハイテンションで戒を見た。
戒はちょっと目を細めると、
「じゃー、ゲームで」
と答えた。