。・*・。。*・Cherry Blossom・*・。。*・。

「マリオあるぞ!マリオ!!」


あたしは床にかがんでゲームをセットした。


「ってか…それ挑発してんの?」


え―――?


いつの間にかあたしの背後まで来ていた戒があたしの短いスカートの裾をぺらりと捲った。


「お!黒?お前エロいのはいてんね」


バッ!と振り返ってあたしはスカートを押さえた。


「何見てんだよ!!!この変態!!」


あたしは見えないスピードでパンチを繰り出したが、その拳をあっさり戒が阻止。


「男なんて大概変態だぜ?」


にやりと笑うと、あたしの拳をぐいと押し戻した。


だめだ!!こいつに力じゃかなわねぇ!!!!


「……叔父貴は変態じゃねぇよ。お前と一緒にすんな」


あたしは悔し紛れに、戒を睨んでやった。


戒の顔色がさっと変わる。


さっきまでの余裕の笑顔をきれいに拭い去り、眉間に深く皺を寄せ淡い目を鋭く光らせていた。


こ……怖っ!


マジで襲われるかも!



って思ったけど、戒はあっさりあたしの手を離すとまたソファにどっかり腰を降ろしてタバコを吸い始めた。




ふぅ




とりあえずは助かった―――?

















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