。・*・。。*・Cherry Blossom・*・。。*・。
「違うよ。朔羅さん、いいお嫁さんになるねってこと」
何でもないようにサラリと言う。
「は!はぁ!!!」
びっくりして声がひっくり返っちまった。
「お弁当、ありがとう。ありがたくいただきます」
メガネはにっこり微笑みを浮かべたまま、深々と頭を下げた。
キーンコーンカーンコーン
「やべ!鐘が鳴った。行かなきゃ」
それを合図にあたしはそそくさと、まるで逃げるように教室に向かった。
何だよ……
調子狂うヤツだなぁ