。・*・。。*・Cherry Blossom・*・。。*・。
「いや、お嬢は俺がもらいます」
ポン☆と目の前に現れたのは蠍座キョウスケ。
今度はキョウスケ??
なんっで???
「朔羅ちゃ~~~ん」
ゲ!
キモ金髪野郎も!!!
「「「朔羅!!!」」」
「お嬢」
「朔羅ちゃ~ん♪」
叔父貴と戒と千里、それからキョウスケに、キモ金髪野郎が迫ってくる。
か……
勘弁してくれ~~~!!!!
―――――
自分の叫び声でパチッと目が覚めた。
「……ゆ、夢……?」
あたしは目の前の白い布をぎゅっと握り締めた。
少々固い手触りだったが、この際どうだっていい。
「夢で良かった~~」
ほぅとため息を漏らすと、
「“勘弁してくれ”ってどんなだよ」
と呆れたような戒の声が聞こえて、あたしはがばっと顔を上げた。