。・*・。。*・Cherry Blossom・*・。。*・。

「何で飛び級してまで早く卒業したかったんだよ?」


何となく聞いてみた。


あたしさっきから質問攻めだ。


でも


こいつのこともっと知りたい。


どんな道を辿って、どんなこと考えてるのか。


考えたらあたしこいつのことあんま知らなかった。


「何で飛び級って?」


戒は苦いものでも噛み潰すかのように表情を歪め、空いてる手をわなわなと震わせた。


「どこ見ても男・男・男!!


それに嫌気がさしたんだよ!!あんっなむさくるしいとこ二度とごめんだっ!!」


よっぽど嫌だったかのか、戒は叫ぶように言った。




こいつ…


正真正銘の女大好き☆ストレートだな……


「で、でも。おめぇのことだから向こうで金髪美女とちゃっかり付き合ってたんじゃねぇの?」


何気なく聞いた質問に


「…………」


戒は無言だった。


「そこ!否定しろよ!!」


ふーん……


「下宿屋のおばさんが毎晩チューしてくれたってお前言ってたよな?案外おばさんじゃなくて、そこの娘だったりして?」


「…………」


「そーなんかい!!!!」


こーゆう時だけ鋭いあたしの勘どうなの!!?






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