。・*・。。*・Cherry Blossom・*・。。*・。
「あ!」
食べた後の弁当をしまおうとしたとき、リコが声をあげた。
「「何?」」
またも千里と声がかぶった。
千里は嬉しそうにしてるけど、あたしは千里を軽く睨んだ。
こいつとはもってどうする。
「龍崎くん、誕生日10月24日だって」
「それが何?」
あたしは若干うんざりしてきた。
そんな情報どうでもいいよ。
「だぁかぁら!龍崎くん、蠍座だってこと」
―――――!!!
あいつが!?蠍座??
恋の波乱を呼び起こす蠍座BOY。
何だろう……
胸の辺りがざわざわして、嫌な予感がする。
あたしは誰にも知られないよう心臓の辺りをそっと押さえた。