。・*・。。*・Cherry Blossom・*・。。*・。
*戒Side*
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「ねぇ龍崎く~ん♪メガネどうして割っちゃったの?」
「人にぶつかって落としちゃったんだ」
「え~大丈夫?」
大丈夫♪しっかり100倍返しで、仕置きしてやったから♪
……それにしても
俺がメガネ外すことがそんなに珍しいのか?
そんなに騒ぎ立てること??
せっかく朔羅と二人で居たかったのに……
俺の視界に常に朔羅が映っていてほしいと思うのは俺の我侭なのかな?
俺は女の子たちをぐるりと見渡した。
やっぱ違う……
朔羅がいいな。朔羅しか目に映らなくてもいいのに。
俺は首を捻りながら、朔羅の席の方を見た。
朔羅は―――
後ろの席のメガネ野郎の手を掴まれていた。
な!何だ!!あいつはっ!!!
「ちょ、ちょっとごめん!」
俺は女の子たちを掻き分けると、大股に朔羅とメガネ野郎の方へ歩いていった。