。・*・。。*・Cherry Blossom・*・。。*・。
バカな朔羅―――
あたしが朔羅の正体知ったところで、離れてなんかいかないのに……
だってうちら親友じゃん?
そんな簡単なことでこの関係は崩れたりしないよ。
「朔羅はホントに幸せもんだよ。こんないい親友持って」
龍崎くんがあたしの頭をぽんぽんと優しく叩く。
あたしはその腕の影で
そっと涙を流した。
あたしが朔羅に抱く気持ちは―――恋とは違う。
だけど、それに酷く似てるんだ。
失いたくないのはあたしも一緒。
朔羅も
龍崎くんみたいないい人に出逢えてホント幸せものだね。
親友として忠告。
こんなに優しくて強い人―――
手放しちゃだめだよ。
朔羅―――
大好きだよ。
だから幸せになってネ。
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