。・*・。。*・Cherry Blossom・*・。。*・。
当然ながら勉強を全くしていなかったあたしはテストの点は散々なもので、結果報告の掲示板を見るのも嫌だった。
中間試験では主要5教科だけだったけど、期末試験はその倍の教科になる。
当然試験期間も長いし、それだけの勉強をしなければならない。
同じ家に居る戒はいつもあたしにくっついていたから、あたしと同じぐらいの出来を想像してたのに……
1:龍崎 戒 997点(1000満点中)
ぇえええええ!!!
「……またも一位……ありえないだろ」
掲示板の前で突っ立ってあたしはあんぐりと口を開いた。
あいつ…いつ勉強してんだ?
そんな素振り少しも見せてなかったのに…
ちらりと掲示板の隅を見やると、赤い文字で
“以下の者、追試を受けるよう”
確かめるまでもなくあたしの名前はしっかり載っている。
あ、千里もだ。
「「仲間!」」
あたしたちは手を取り合って慰めあった。
デジャヴュ??
前にもこんなことあった。
ってそんなことどうでもいい!!
張り紙にはまだ続きがあって、
“追試で50点以下だった者は夏休み中補習授業有り。また20点以下は”
口の中で読み上げてあたしは固まった。
20点以下の者は
「留年―――!!!」