。・*・。。*・Cherry Blossom・*・。。*・。
毎日…勉強、勉強、勉強勉強!!!
公式に英単語に歴史、化学式、……
そんなん一週間もすると狂いそうになるっての!!!
「朔羅~……顔色青いけど大丈夫??」
「んー……大丈夫じゃなぁい」
げっそりしてあたしは机に突っ伏した。
「朔羅ちゃ~ん♪」
教室の入り口でキモ金髪野郎が顔を覗かせている。
あいつ…リコや千里に近づくな!って言ったのに懲りない奴。
キモ金髪野郎はそれでもあたしの言いつけ通り、入り口で立ち止まっている。
奴の近づくなって言う範囲はどうやら半径2m以内ってことだな。
うわ…このあたしが頭ン中で数字計算しちゃってるよ!
「朔羅ちゃ~ん…」
ああ、もうっ!!何だよっ!!
苛々した面持ちであたしは机の上から顔を上げ、のっそりと入り口まで歩いていった。