。・*・。。*・Cherry Blossom・*・。。*・。
そう言えばこいつ途中どこかに消えたな。
あのとき千里の姿も見当たらなかった。
「な…何言われたの……?」
あたしは顎を引いて戒をちょっと上目遣いで見上げた。
「いや……あんまり朔羅に無理させるなって、ちょ~っとお灸を…」
戒はいいづらそうに頬杖をつくと、目を逸らした。
何故かひどくバツが悪そうだ。
でもそっか……最近特に元気がなかったから、千里が戒に………
千里……
あたしのことすごく考えてくれてるんだ……
そう思ったら、確かな返事を返していないことに申し訳なく思う。
でも千里……
戒もこう見えて、あたしのこと必死に考えてくれてるんだよ。
この一週間で分かったの。
ただ厳しいだけじゃないって。
千里ごめんね。
あたし……戒のこと
好…………
へ!!?ちょっと待ったーーー!!!