。・*・。。*・Cherry Blossom・*・。。*・。


ち、チュー!!?


な、何でいきなり!!!


てか、やっぱりこいつの行動は読めん。


何か企んでるのか?それとも純粋に……??


「だめ?」


戒が子犬のような丸い目を潤ませて、上目遣いであたしを見上げてくる。


だ、ダメだ!!!あたしっ!このおねだり視線にとことん弱い!!!


何でも許せちゃう気がする!


「……だ、だめじゃない…」


あたしも戒をちょっと見上げた。


戒がにっこり微笑む。


うわっ!だからこの笑顔反則だって!!!


戒の顔が近づいてくる。


爽やかなミントを含ませた吐息が―――以前虎間としたキスを思い出させる。


ドキ…ドキドキドキ………


目を閉じて、戒のキスを待っていると






「遅くなってすみませんでした」





とキョウスケの冷静な言葉が頭上が降って来た。









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