。・*・。。*・Cherry Blossom・*・。。*・。
キ……キョウスケ!!?
なんつぅタイミング!
ってか、あたしら今チューしようとしていたわけで…そのことに何も突っ込まないんかい!!
あたしはばっと顔を逸らし、慌てて教科書をめくった。
「ちっ。なんつー間の悪い奴」
と戒が不機嫌そうに舌打ちをする。
「間がいいって言ってくれませんかね?」
キョウスケは無表情に言うと、あたしの横に腰掛けた。
「おめぇ飲み会はどうしたよ?」
戒が不機嫌に、さらに拍車をかけて眉間に皺を寄せた。
うわ!怖っ!!
「そんなの途中で帰ってきましたよ。お嬢が心配で」
「こいつはもう俺一人で充分だよ」
「そうですか?戒さんだけじゃやっぱり心配ですよ」
バチバチっ
空中でぶつかった視線が火花を飛ばしているようだった。
何なの。こいつら……