。・*・。。*・Cherry Blossom・*・。。*・。
*戒Side*
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バタバタバタッ
猛ダッシュでどこかへ駆け抜けていく朔羅の後姿を“俺”は見送った。
クスっ
思わず笑みがこぼれる。
あんなに必死になっちゃって。可愛いな。
ま、行き先は分かるけどね。
俺はのんびりと歩き出した。
「なぁ、さっき保健室に入っていったのって龍崎 朔羅じゃね?」
「やっぱり!?俺ホンモノ初めて見た!!」
「マジ可愛い!付き合いて~、てかヤりたい」
「な、ちょっと保健室覗きにいかね?もしかして寝てるかも」
「う~イイネ♪寝顔、そそられるよな」
バカ男共二人組がクダラナイ会話で盛り上がってる。
俺は腕を組んで保健室の扉に足をついた。
「あ?何だよ。お前」
二人組みの一人が俺を睨む。
ホント、どこまでもバカ。