。・*・。。*・Cherry Blossom・*・。。*・。

ブーブー


制服のスカートでケータイが鳴った。


取り出して開くと


着信:叔父貴


となっていた。




慌てて通話ボタンを押す。


「も……もしもし?」


声がひっくりかえっちまった。みっともねぇ。


『朔羅?悪いな、まだ学校にいるだろ?』


キュ~ン!


電話を通してもいい声。


「うん、まだガッコ。でも大丈夫だよ。何かあった?」



『今日休みなんだ。うちに来ないか?渡したいものがあるんだ。迎えに人をやるから』





YES☆行きまっす♪






ぱぁっ♪


効果音をつけるとしたらまさにこうだな。


花を背負ってもいいっ。


それぐら嬉しかったんだ。



「迎えはいい。まだ明るいし一人で行けるよ」


嬉しすぎて声が上擦っちゃう♪



『じゃ、待ってる』


通話を切ってあたしは嬉しそうに顔ほころばせた。









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