。・*・。。*・Cherry Blossom・*・。。*・。
叔父貴は目をみはると、薄い唇をきゅっと結んだ。
「…あ、やっぱダメだよなぁ。ワリぃ。今の忘れて?」
あたしは顔を真っ赤にして慌てて手を振った。
ギャ~~~!言うんじゃなかった!!叔父貴、困ってるじゃねぇか。
「ああ、ダメだ」
あたしの言葉に叔父貴は冷たく答えた。
ズキン……
ダメもとで聞いたのに、やっぱストレートに言われるとちょっと……いや、かなりへこむ。
心臓が嫌な音を立ててきゅっと縮む。
勇気を振り絞って言ったのに……
言わなきゃ良かったな。
あたし…もう後悔してる。
「ごめん。今のは気にしないでいいから。ガキの戯言だと思ってよ」
叔父貴の下になっているあたしは、叔父貴を押しのけて起き上がろうとした。
けど、叔父貴はそれを阻んだ。
両手を掴まれて、ベッドに張り付けられる。
「そりゃ無理だな」
「へ?」
「お前が俺のことを“琢磨”って呼んでくれたら、いいよ」