二人は同じ空の下。

 仲のいい親友達と絶対に離れたくない!

 そしてなにより・・・
 だいすきなあの人と絶対に一緒のクラスになりたいっ!

 あたしの学年は、4クラス。
 一緒のクラスになれる確率は4ぶんの1。

 せっかく慣れた学校生活なのに
 楽しいクラスじゃなきゃ意味がない。

 神様ぁぁぁ!一生のお願い(←何回目・・・)ですからぁぁ!
 どうかみんなと一緒のクラスにして下さい!
 今あたしができることは、祈り続けること・・・
 ぐらいしかないだろぅ。

 そんなことを考えながらバスに乗っていて。
 見慣れた景色がくるくる回る中、隣町へ到着した。
 少し歩くといつもの信号で、友達が待っていた。

「おっはよぉ~」
 走って駆け寄るあたし。
「あやかぁ☆おはよぉ~」
 隣のクラスの久実ちゃんだ。
「今日さぁ、新クラス発表じゃん?」
「そだねぇ。。できれば同クラがいいねぇ~」
 
 笑いながら言う久実ちゃん。 
 あたしも笑い返すけど・・・本当はそんな余裕なんてどこにもない。

 
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