二人は同じ空の下。

 だって今日で本当に新クラスが決まってしまう。
 みんなと一緒のクラスにならなきゃぁぁ・・・。
 もう人生が半分終わったも同然。
 体育大会だて、修学旅行だって。
 みんなと一緒に行きたいよぉ~!!!
 半分諦めかけているあたしは
 泣きたいくらいだ。

 あの人に伝えたいことは、もう決まってるんだけど。 
 できれば同クラで、言いやすい環境をつくりたいところだ・・・。

 でもまだ分かんないしっ。
 せめて学校行くまで祈り続けとこうっと。
 よしっ。と、一人で気合注入したところで気付いた。

「あやかぁ~聞いてるぅ~?」
「あやかぁ~ ・・・」
三分ほどまえから、久実ちゃんはずっとあたしを
呼んでいたみたいだ。
今やっと、気付いたあたし・・・。

「ごめぇぇん!!
 なに!?どぉしたぁぁ!?!?」
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