唇にキスを、首筋に口づけを
心は
ジュンside
「はぁっ・・・はぁっ・・・」
俺は狩人たちをなんとかかい潜りながら森から出てきた。
やはり、内田より強い狩人はいないなと、痛感した。
それでもかい潜るのは大変だ。
そして服装が汚すぎだ。
ダメだな、体力の限界かもしれない。
繰り返してきた悪食のせいで消化器官がまともに作用しねぇぞ。
あー気持ち悪い。
少し寝よう、少し寝なければ。
そうしなければ俺の自慢の嗅覚も、働かない。
俺はヨロヨロと人気のない公園の太陽が出ても陽があたらないところで夜を明かすことにした。
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太陽の光の嫌悪感で目を覚ました。
・・・あ、しかし、昨日よりはいいかな。
鼻の調子が。
そして俺は公園から出てトンネルの中に移動することにした
トンネルは陽の光もあたらない一番いい場所だ。
俺は何をすることもなく、そこで日が暮れるのを待った。
今はいつのまにかもう冬。
日が暮れるのも早い。
確かゆりなと出会ったのは、初夏あたりであったか。
そんな風に、ゆりなを思い出していた。