隣の先輩。

次の日の朝。


学校に行こうと
家を出ると
玄関前で美月先輩と
ばったり出会ってしまった。



美月先輩は,
何もなかったのように
「おはよう!」
って話しかけてくれた。



それで
良かったのかもしれない。
けど,
やっぱり心の中は
切なさでいっぱいだった。



あの自転車の
後ろにはもう
乗れないんだよね。
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