Baby Pink





制服姿で、ちょっと背がのびていて



かっこいい奄美がそこにいた。
















「あーまーみッ!」




「あ、有紀」










いつのまにか、苗字だけど話す仲になっていた。


同じ学校の生徒→話す仲って結構進展したんじゃない!?








「テストどうだった?」






おわったばっかのテストの話題が奄美から。







「うーん、あたしにしてはよかった!!!」






「まじでか!有紀も同じ学校だもんな?」






知っててくれた!!!!


それだけであたしの心は舞い上がっていた。





「うん!!絶対一緒!!」








そういったら奄美は口角を少し上げて友達の下へ
去っていった。











いなくなったのを確認し、あたしは両手を合わせて





「神様!ぜったい奄美と同じ学校にしてください!」









そう、願いながら目をつぶった。
< 10 / 11 >

この作品をシェア

pagetop