ナルシスト男=ナルオ【Ⅰ】
「おん…
わかった
んなら、待ってるし
じゃーな」
うちに替わりもせずに、ブチリとそのまま電話を切る
「来るってよ」
「わぁーい!!」
「その間、何かしとく??」
「んー…
Willしたい!!」
「おぉ、やるか!!」
そう言ってセッティングをし、“よし、やるか!!”ってところで、「ピンポーン」とチャイムが鳴った
画面越しに映る、夏璢と茉李亜
『来たで~』
アンタら、時間かかるんとちゃうんかいな
「おぉ、早かったな」
『まぁな
てか、はよ開けてくれや』
「あ、忘れてた
んなら、待ってるわ」
璢嬉は、ロック解除のボタンを押した