ナルシスト男=ナルオ【Ⅰ】

「それがな、驪眞やって訳」

「はっ!?
うち!?」

「…なんか、かなり納得いかんのやけど
確かに、黙ってたらそんな風に見えん事もないけど、喋りだしたらアウトやもん」

「ちょっと!!
失礼やろ!!」

バチリと叩かれる、夏璢

「いや、これはホンマやから
驪眞の周りにいる男子、たいがい最初は下心持って近づいて来んねんけど、コイツの性格知りだしたら、友達にしか見えてこうへんくなってそれ以上にはならへん、みたいなんが多いねんて」

…コイツ、何気なんでんな情報知ってる訳…??

うちでさえも、そんなこと知らんし…

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