ナルシスト男=ナルオ【Ⅰ】
「…ツぁ…!!!!」
足を抱えて踞る、夏璢
「おぉ~、朝倉よぅやった
でも、もっと力入れたらな~」
「ホンマやわ
コイツごときに、ちょっと手加減してもーたわ」
「おっ前…!!
運動部の足を手加減無しで踏む奴おるか、フツー!!」
「はぁ??
手加減したから」
「あれはしてへんわ!!
もっちゃんも止めて下さいよ!!」
「俺には関係ないもん
まぁ、いちおう保健室行ったら??」
それだけ言うともっちゃんは、逃げるようにその場を後にした