ナルシスト男=ナルオ【Ⅰ】
「――はい、どーぞ♪」
「ありがとう
ごちそうさまで~す」
ジュースを受け取ると、胡桃はうちの隣に腰をおろした
「にしても、ちょっと買いすぎやんな…
私とか、驪眞より買いすぎやん…」
確かに…
けど、うちもショップの紙袋が4つやからな…
「うん…
けど、楽しかったな♪」
「また一緒に買い物しよな」
「当たり前♪」
てか、その前に、バイトしてお金貯めとこ…!!
「今頃、さっくんとかみんなも楽しんでるんやろな~、ふふっ」
「たぶん、せやろな
てか、筴也さんとかみんな、胡桃に対してかなり過保護やんな」
やって、筴也さんとか、一回別行動オッケーしたんに、“やっぱ着いてく!!”ってギリギリなって言い出してんで…
まぁ、胡桃の巧みな言葉で、納得させたけども…