ナルシスト男=ナルオ【Ⅰ】
「うっさいわ!!」
「アンタら、相変わらずやな~」
オトンとオカンの会話を、横で聞いていた紀葉ちゃんが、呆れたように言った
「当たり前やん
なんで糞野郎に親切にせなアカンねん」
「こりゃあ、驪眞と一騎が大変やな」
「ホンマやって
今日なんか、朝からケンカしだしてんで
五月蝿いっちゅーねん」
「嘘やん!!
アンタら、よう朝からケンカできる元気あるな
私なんて惷を送り出すんに必死やって」
「でも、まず紀葉と赤鬼はケンカしいひんやろ??」
「当たり前やん
アンタと一緒にせんといて」
と紀葉ちゃんからの、痛い一言