ガール☆ヘブン
それから、入学式が終わっても、そいつは来なかったみたいで。
教室に入ってからも、涼太のおふくろは五月蠅かった。
ちなみに、俺らは涼太のおふくろに気に入られてる(?)為、自由に席を選ぶ事が出来た。
勿論、好きで1番前の席なんかに行かない。
だから、1番後ろの席だ。
だけど、問題が窓際の席。
誰が座るか揉めたため、そこは遅刻生の席にする事にした。
俺は、そいつの隣。
席順は、
遅刻生→俺→涼太→悠里→颯。
まぁ、喋りやすい奴が来ればいいんだけど。
俺は机に突っ伏せた。
「じゃあ、皆さ――ガラッ
ドアが開いた音がした。