ガール☆ヘブン
丁度、授業始まりの鐘が鳴った。
「…始まるね」
「よし! まあ、そんな気にする事ねぇよ!
ここには、その鬼の宝物、八重田 涼太がいるわけだしさ!」
…はあ。
つまり、鬼の怒りを静めろと。
無理無理。
顔があっただけで、震えてきそうだもん。
「お~い! 授業すんぞ!! 席着け~!」
2人に溜息を残し、席に着いた。
そう言えば、横の人。
昨日もいなかったよね?
……どうしたんだ?
でも、ここに入ってきた時はいた様な気がしたけど。
まあ、いいか!
きっとなにかあるんだよね!
そう簡単にまとめ、頑張って授業内容を頭に入れた。