ガール☆ヘブン
その周りには、花、花、花!
その真ん中に立ってる、1本の木。
大きくて、凜として。
「……綺麗」
なにもない、コンクリートで出来た屋上より、何倍も綺麗で。
居心地がよくて、気持ちよくて。
遂、眠りたくなる場所。
「ここで、食べようか!」
大きな木の下に座った。
2人は、周りを見渡しながら、
こっちに向かってくる。
「ここ、とっても良い場所だね。
読書が進みそうだ」
優しい笑顔を見せる涼太。
「…いいな、ここ。
これから、昼食ここで食おうぜ!
俺らの特等席な!」
そう言い、目を爛々とさせる颯。