月夜
キーンコーンカーンコーン


チャイムが鳴った。


バラバラと皆が席に着き始める。


ガラガラガラ・・・・


教室のドアが開いた。


皆がいっせいにそっちを向く。


すでに転校生が来ることは噂になっているらしい。


先生の後ろに、転校生がいた。


あれが、転校生?


・・・・ちょっとガッカリだった。


一言で言うなら優等生タイプ。かっこいいけど、


はっきり言って私のタイプじゃない。


「岡田 直樹です・・・・」



転校生が自己紹介をし始めた。



あれ?名前が正樹じゃない?



そう思っているとまたドアが開いた。

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