月夜
「それにしても、正樹君すっごい人気だね~」


私と同じことを思っていたらしく未来がいった。


「そだね、全然喋れない・・・」


正直、こんなに近づけないとは思ってなかった。


「んじゃ、行ってきます!!!」


未来は雄大君とお弁当を食べるために行ってしまった。


「あのさ。」


横から声がする。


「ぇ?」


この方向は・・・・正樹!?


さすがの女子もお昼は皆どっかにいってしまったらしく、


教室に残っているのは私と正樹君と数人のクラスメートだけだった。
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