月夜
すると正樹は私の心を読んだかのように


「仲良かったっていっても仲良くなったのは
最近やで?文化祭の実行委員でかん奈が
岡田のことが好きって言うから協力しよかと思って・・・」


「へぇ~かん奈、正樹に相談してたんだ。」


「おぅ。そんで、俺が二人のキューピットになったと。」


「じゃぁ正樹が昨日言ってた用ってなに?」


「ん?それは秘密や☆とにかく、俺とかん奈は付き合ってへんから!!」


「じゃぁ・・・。ほんとに、正樹はかん奈と付き合ってないんだね!?」


私が念を押すと、正樹が


「当たり前やんか。俺他に好きな子いるし。」


良かった。そう思ったけど新たな難問が・・・。


正樹の好きな子って誰!?


そう聞こうとした瞬間私は安心したせいか泣いてしまった。


そして、そのまま逃げるように帰って来てしまった。
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