アゲハ☆専門学生専用アパート
「どーぞ」

専用のコックが作った いかにもバランスを重視された料理が並んでいる。

モグ モグ ・・・

・・・正直、食べずらい

5〜6人の、お手伝いサンが じーっと こっちを見ている。

「・・疲れたっしょ?
戻ってイイよ?」


「・・でも、奧様が」

「いいからいいから」

「ありがとうございます」

フウッー

あーぁ。 朝から疲れた。
親は家には、ほとんど居ない そのかわりお手伝いサンが ずーっといる。

束縛感がある。この家。


出て行きたい。遠くへ。


大変なのは。分かってる。

寂しくなんかない。


もう。 疲れたんだ。


あの家には。


それに。


アタシには。


あの。


味覚がある。
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