lucky×unlucky


「生徒会は頭脳面、風紀委員は運動面でトップクラスの実力を誇る謂わばエリ-ト集団なんだよ。そんな集団がタッグを組んで2,3年生を潰しにかかるんだからブ-イングもあって当然っていうわけ」

遠回しに俺もエリ-トの一員なんだぜと言われてるようだが大人な俺は深くは突っ込まない事にした

「成る程、逃げ切れる可能性が高まったということね。あ、亮介も風紀委員じゃん!どーするの?」

「新入生歓迎会だからお前らは死ぬ気で逃げろ!捕まったら練習量倍にするからな!っていう委員長兼部長命令」

「…いいんちょーは熱い男なんだねぇ〜」

俺の委員長像がゴツくてデカくて暑苦しい奴へと変化を遂げる

うはぁ…絶対会いたくない

『また、1年生は刺客の胸に貼ってあるワッペンを奪えば自動的に逃げ切り成功とみなし、賞品を与えます』

「え⁉マジ⁉」

思わず大きな声を出してしまい慌てて自分の手で口を塞ぐが少し遅かったようで

すかさず会長の鋭い眼差しが俺を捕らえ、ビクリと体を震わせる

こ、怖ぇぇ…

他の(主に男子)生徒は目が合った!痺れる!ってはしゃいでるけど…俺は恐怖でしかない

『…新入生にとって私達の実力を知ってもらう良い機会だと思います。ですから』



全力でかかってきなさい



ふわりと、それはもう自信たっぷりで…余裕の窺える綺麗な笑みを浮かべると、颯爽とステージの袖へと消えて行ったのだった…

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