lucky×unlucky



また一羽

ヒュンッ



また一羽

ヒュンッ


私は携帯をいじっているから全く気付かなかった

カァー カァー

気付けば黒い物体が集まってきて大きな集団となり、私の上空を円になって飛び始めていた


しばらく行くと、店が減り頼みのひさしもなくなる

「まあ…一羽だけならなんとかいけるか」

仕方なく上を見上げれば


「え…何かの冗談でしょι」

…なんだこの大群は

冷や汗がタラリと背中を伝う


「え…どうして、いつの間に!?」

顔を引きつらせながら巨大な黒い物体を疑視した

< 21 / 159 >

この作品をシェア

pagetop