lucky×unlucky
また一羽
ヒュンッ
また一羽
ヒュンッ
私は携帯をいじっているから全く気付かなかった
カァー カァー
気付けば黒い物体が集まってきて大きな集団となり、私の上空を円になって飛び始めていた
しばらく行くと、店が減り頼みのひさしもなくなる
「まあ…一羽だけならなんとかいけるか」
仕方なく上を見上げれば
「え…何かの冗談でしょι」
…なんだこの大群は
冷や汗がタラリと背中を伝う
「え…どうして、いつの間に!?」
顔を引きつらせながら巨大な黒い物体を疑視した