lucky×unlucky

どうする!?俺!!

　
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ー山本恭平sideー


「ーーーで、カラスから無我夢中で逃げて気がつけば工事中の土地に入り込んでしまいしかも偶然ﾏﾝﾎｰﾙの蓋が空いていたので迷わず入りました」

「それで足を滑らして下に落ちて、おまけに挫いて上がれなくなってしまったと」

「まぁ…そんなところです」

気がつけば女の子は隅でしゃがみこんでﾋﾞｸﾋﾞｸしていた

俺が怒るとでも思っているのだろうか

まぁ…怒りたい気持ちはあるけど怒る以前にｺｲﾂの余りの馬鹿さ加減に可哀想になっていた


「私…昔からほんとに運なくて…カラスは勿論…突然横から猫が飛び出してきて私のお弁当を盗られたり…何もない場所で転んで、しかも偶々前に水溜まりがあってそのままﾀﾞｲﾌﾞ。

なにより最悪だったのは、行きたかった学校の受験当日ｲﾝﾌﾙｴﾝｻﾞで休んで…結局かなりランク下げてこの私立高校に入学するはめになったことです…」









……前言撤回


全っ然!!可哀想な奴なんかじゃねぇ!!