lucky×unlucky
「はぁ…はぁ…マジで…死ぬかと思った…」
ゼーゼーと息を吐きながらよろよろと立ち上がる
あの犬はというと、無理矢理退かされても尚お座りして涎垂らしながら俺から目を離さない
おい…まさか俺のこと食料とか思ってるんじゃ無いだろうな…
「……(チラッ)」
「ワンッ♪(遊んで遊んで♪)」
「……ッ!?(ビクゥッ!!)」
ヤベ…俺喰われんのかなι←勘違い
それにしても…お袋とお隣さんが仲が良いのは知ってるけどなんでお隣さんとこの犬が来てんだよ
「マミちゃん(お隣さんの名前)が突然思い立って1週間パリに旅行に行くから犬の世話を頼まれたの♪恭平犬好きだから勿論OKしたわよ?」
読心術でもあるのか俺の心の声を読み取って答えるお袋
「何年俺の母親してんだよι俺が大型犬だけは無理だって知ってるだろ!?」
「……これを機に大型犬克服しちゃいなさい!!」
「え、なに今の間!?まさか知らなかったのかよ!?」
読心術心得てるんなら察してくれよ
あーもー…じんましんでそぉι