lucky×unlucky
モップちゃん地獄から抜け出した俺はベトベトになった身体を洗うべく直ぐ様風呂へ直行した
チャプン…
「あ~いい気持ち♪」
一人で入るには大きすぎる風呂場だが、もう慣れた
ちなみに今日はお湯に色とりどりの綺麗な花を浮かべた花風呂
お母さんの後から来た家政婦さんが俺の惨事を見てリラックス出来るようにって用意してくれた
「………」
チャプン…と手で花を掬いながらふと、篠宮の言葉が思い浮かぶ
"自分の部屋に入るまで気を付けた方がいいですよ?"
篠宮はギュッと俺を抱き締めてそう囁いて帰った
そう言えばアイツは最初、近くにいる友達も不幸にするとか言ってたような…
「………俺はアイツに不幸を擦り付けられたのか…?」