lucky×unlucky



 ・・
俺たちって…私も含まれてるの?


「私まで馬鹿に含まないで下さい。私は昨日学校から担任らしき人から連絡来ましたし」


「え!?俺来てないけど…はっ!!まさか篠宮さんのせい!?」

「なんでも私のせいにしないで下さい。家の留守電にでも入ってるんじゃないですか?」

呆れたようにそう言えば山本は勢いよく鞄から携帯を取り出すと、なにやら操作を始め誰かに電話をかけ始めた

「………あ、もしもし?…あ、ごめん…それは色々訳があって…え!?頼むから部屋にドーベルマンとシベリアンハスキーを入れるのだけはやめて!!じゃなくて俺の話を…って切れたし」

はぁ…と溜め息をついて携帯をしまうと私に苦笑いを浮かべた

「あの…うん…母親が担任になる先生から連絡入ってたって言ってた。」

「……そ」

一体母親とどんな会話をしていたのか少し気になったが時間が押していたのでさっさと靴箱へ向かう




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