lucky×unlucky
 



そもそもここの学校はかなり広いし生徒も多い

巨大な校舎は学年別に分かれていて、渡り廊下で繋がっている

家庭科室や科学室など授業で使う教室は近くにある別の棟にあるらしい…


ま、これは母校である母親の受け売りだが

他にもある程度学校の情報を頭に入れておきたかったが後は目で見て自分で探して確かめなさいと笑顔で言われた

「あ、俺1ーFだからあっちだ。篠宮さんは?」

「1-A。」

クラスは成績順でA~Fまであり、Aは優秀な特進クラス…Fはスポーツ馬鹿か、ただの馬鹿の集まりらしい…あ、これもお母さん情報

つまり…

「山本恭平は…本当に馬鹿だったんだ」

「……ん?なんか言った?」

「別に」

ま、今更か


余談だが、首席で受かった私は入学式の式辞を読む予定だったが目立つのが嫌だという私の勝手な都合により急遽別の人に代わってもらった

代わりの人は極度の上がり症だったのか当日のリハーサルに緊張で倒れてしまい入学式が一時間伸びたとか



 



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