lucky×unlucky
『じゃあ、家ここだから』
「はーい。またねミルキー」
『私に何か言うことは?』
「…じゃあね白百合サン」
『不本意だけどまぁいいわ。連絡待ってる』
クスッと呆れたように笑った後、一瞬俺に艶のある表情を向けるとミルキーを抱いて自宅へ戻っていった
「…さーてと」
手に握らされたお姉さんの連絡先を見つめて溜め息を吐く
今日は携帯持って来てないって言ったら強引に渡された
うーん…
お姉さんは綺麗だったけど…俺は可愛い系が好きなんだよなぁ
だからゴメンねお姉さん
「道、こっちかな?」
考えた挙げ句、連絡先の書かれた紙をクシャクシャに丸めて近くのゴミ箱に捨てると、学校の方面へ足を進めた
この先工事中と書かれた看板に気が付かないまま…