lucky×unlucky
「ねぇ、篠宮さんって友達と遊びに行ったことある?」
現在体操服で黙々と昼ご飯を食べていたら唐突に亮介君にそんな話を持ち掛けられた
「…最近はないけど」
昔はあった
あの頃は、本当に楽しかった
日向と二人で遊んだ遠い日の記憶
まぁ…私が自分でその場所を壊したんだけど
「ふーん…そっか」
山本は焼きそばパンを頬張りながらチラリと亮介を見る
亮介も何かを感じとったのか軽く頷いた
「………?」
なんなのだろうか…今のは
少し引っ掛かりを覚えたが気にしても仕方が無いと思い再び食事を再開した